これ、読みました

読んだものとか感想とかを粛々と記録するブログ。

漫画

迷宮入り探偵(1)

投稿日:

犯人の犯沢さんの最後でkindleからしつこくレコメンドされるので買いました。作者さんが同じひとの様子。

なんというか、面白くないわけではないけれど面白くなかったです。こういう漫画って別に読んだ記憶がないけれどものすごい既視感を感じるというか…というわけで理由を考えてみたところ、この作品に出てくるような探偵パロものの元ネタて大抵小説(金田一耕助やらホームズやら)だと思うんですけど、同じ小説界隈で探偵物のパロディもメタものもすでにことごとくやり尽くされてるからじゃないかなという気がしました。

有名どころ(私のなかで)だと、東野圭吾さんの「名探偵の掟」とか

小森健太朗さんの「ローウェル城の密室」もたしかメタな構成だし

これらがたしか20年くらい前のものだから(なので内容ももううろ覚え…)、今さら名探偵のパロディものとか出ても目新しい感じがしなかったのかなと自己分析。

あと、漫画で言えば、変態という名の紳士という名言を生み出したくまとうさぎちゃんのアレも、探偵物のパロといえばパロか。

そんなわけでいまいちかなーと思ったんですが、最後に出てきた殺人ピエロだけはちょっと笑いました。

自滅島 地獄の空気事件

という、事件名のセンスも最高。一連の気まずさの描き方がツボにきました。殺人ピエロを主軸に別のなにかが出たら買うかも。ていうか、売れないと悲しみのこだまが響いてしまうのではないかと心配で、お布施買いしそう…!(笑)

-漫画
-,

執筆者:

関連記事

ここは今から倫理です。 1

1話を読んで、ひさしぶりにいい漫画を読んだ!と思った。いや別に他の漫画も全然面白いんけど、なんだかそういう気持ちになれた。昨年話題になった君たちはどう生きるかよりもこっちのほうが断然いい!とまで思った …

深夜食堂(19)

気がつけば全巻買ってるこのシリーズ。実は私のなかでは鬼平犯科帳と同じカテゴリに入っている。 なにが同じかって、なんというか、人の世の不条理が描かれているところ。まったく理想化戯画化していない…とはさす …

ケンシロウによろしく 1、2巻

本家ケンシロウをも超える硬派な男の空回りし続ける復讐の日々「ケンシロウによろしく 1、2巻」

虎子、あんまり壊しちゃだめだよ 1

素手で熊を倒し500円硬貨を指二本で四つ折りにし、果ては100円硬貨と500円硬貨を素手て接合して600円硬貨を作るという得意技まで持つ、人類最強の、ゆえに友達のいない女子高生、虎子。そんな虎子の、い …

「数字であそぼ」絹田村子 1〜5巻

数学を題材にした「動物のお医者さん」。数学がわからなくても数学者あるあると群をなす変人たちを見ているだけで楽しい。東野圭吾に植え付けられた数学への畏れを払拭できるかも?

カテゴリー