気がつけば何度も読み返している。やはり現実ほど面白いことはない。”決してマネしてはいけない”数々の実験と、過去の科学者たちの面白エピソードに彩られたスルメ漫画。
その昔ヘタリアが一世を風靡したとき、内容自体は他サイトの焼き直しだ、誰かが紹介した面白いエピソードをそのまま漫画にしただけだ的な批判を見たことがあって、元サイトを読むと確かにっていうか元サイトのほうがいっそ面白えwwwってなった覚えがあったんですけど(今リンク探したけど見つからなかった)、これもなんか、ああその話ねってのは多い。
でも面白いからいい。それに漫画にしてくれるからいい。誰かがまとめた事実を漫画にするだけというのが批判されてしまうなら、漫画で読む日本史/世界史シリーズの立場がないでしょ。漫画に起こす時点でそこになにかしらの翻訳、翻案、解釈が入っているわけで、心地よく読ませていただきました。たしか10年ほどまえ、理系出身は文系出身に比べて生涯年収が低いっていう統計結果を見てなんか色々理不尽な気持ちになったんだけど、最近はもてはやされてますね、理系。
3巻で終わってしまったのが誠に残念ですが、掛田氏君と飯島さんの恋の決着のつけかたには満足しました。2巻で掛田氏君が「また告白してしまった!」ってやってるけど、そんなうっかりねえよwwwってのもいい。ちなみにヒロインが年上なのは時勢かとも思ったけれど、大学生の恋のお相手は三角巾の似合う年上女性なのは神話の時代からのお約束でしたね。
ちなみに、高科先生と白石先生、有栖とテレスは、世が世なら多分出来てたんだろうなあと思わせるなんとも言えない空気感を感じました。しっかし、どこかの世界の、スピリタスを水がわりに飲むひとたちと同じ学科なんですよね、思えば。なにが違うんだろう。偏差値か。偏差値なのか。つうてもどちらも幸せそうなので、どっちがどっちでもまあいいんじゃないかと思います。