あえていうなら、おにいちゃんがおらず、本人のステータスは運動神経に全振りした、うまるちゃんみたいな話。
1話を読んだときには、洋ゲーが好きすぎるけどそれ以外は普通の主人公ちおちゃんが、毎日寝不足に苦労しながら登校する話…かと思いきや、8巻になってみるともうひたすら奇人変人のオンパレード。初登場時には美人で気が優しく陸上部のホープというリア充なカースト上位キャラのアイコンだったはずの細川さんまで露出癖サラブレットの変人に。
チートな運動神経を持つキ○ガイじみた洋ゲー好きだが学校では普通ぶってる主人公が、比較的まともキャラ扱いになるという不思議。
つうかこの世界のなかで一番好感が持てるのが、1巻で主人公に絡んできたガラの悪い不良キャラ。現在は更生してバイトにはげみ、ちおちゃんに廃棄予定のコンビニスイーツを渡しては内心でデートだとはしゃいだりしてます。かわいい。だが待て、不良とは。しかも名門校通いの生意気で可愛い妹までいる。ちなみに妹は、学校でカンチョーで覇権を争っているという設定。おい待て、名門とは。
かように、メインキャラからサブキャラまで、出てくるキャラがことごとく頭おかしい上にやたらとハイテンションなんですが、思えば、このあたりのリアリティラインが大きくおかしい方向にずれたのは、カバディがきっかけだった気がします。
ここまで自分で書いててなんかこの感想もおかしいぞと思い始めたんですが、実際そういう話です。
絵がリアル寄りで女の子可愛いので途中まで日常ちょっぴり非日常な女の子観察ものだと勘違いして読んでましたが、平野耕太とか田丸浩史が好きな人にクリティカルヒットするやつじゃないかと思います、多分。
以上!