これ、読みました

読んだものとか感想とかを粛々と記録するブログ。

漫画

宅飲み残念乙女ズ 1、2巻

投稿日:

凪のお暇の続きが気になりすぎて(以下略

デパートの化粧売り場販売員のゆみみ、デザイン会社のキャリアウーマンのグリッち、そしてコンビニアルバイターのてつ子の、それぞれに残念な感じの乙女が夜な夜なてつ子の家に集まって残念なつまみを肴にお酒を飲む話。

まあ、残念て言っても、手作りの作りたてで上げ膳据え膳な時点で圧倒的勝ち組じゃねえかよって感じですけどね。私もし主人公3人のなかでリアルに友達になれるなら圧倒的にてつ子がいいです。毎晩のように、仕事帰りの友達のために飲む準備やら遊ぶ準備をしておいてくれるとか、おいこの子聖母か。しかも、周囲は明らかにゆみみやグリっちを社会的に格上と見ているのにそれを全然気にせず友達づきあいを続けていられるとか、現代に現れた仏ですか。

しかしまあ読み終わって冷静になってみればてつこ一択なんですが、読んでいる間は、私もグリっちの王子っぷりにやられまくりましたけどね! 古くはベルサイユの薔薇、そしてリボンの騎士。どうして我々は女の貴公子というものにこんなにも惹かれてしまうのだろうか……

なお、絵のデフォルメが凪のお暇よりきいてるせいもあって、各キャラの方向性がはっきりしてきた中盤からは、なんとなく毒を控えめにした「独身OLのすべて」って印象を受けながら読みました。

タマ子(ワンレン)がグリっちで、ノブ子(象っぽい謎生物)がゆみみ、マユ子(りんご)がてつ子って感じでしょうか。ちなみにノブ子はゆみみと違ってすっごいモテモテって設定。(誰にどうやってモテているのかいまだによくわからないが…)

 

2巻が最終巻みたいなんですが、最後に主役の女子3人にそれぞれ男子があてがわれているような話が入るのは、お約束なんですかね…グリっちやてつ子はそれまでもフラグが立っていたのでいいんですけど、ゆみみのお相手はちょっと唐突すぎて、そこまで無理にめあわせなくても! と思いました。

ちなみにおつまみやお酒のレシピがついてるんですが、1つ2つ凪のお暇にも出て来たメニューがあって(ハイボールのアイス乗せとか…)、同じ作者さんなんだなあって感じです。油揚げのピザはちょっと作ってみたい。

 

-漫画
-, , , ,

執筆者:

関連記事

果ての星通信 1〜4巻

ほのぼののなかに一抹のリョナ「果ての星通信 1〜4巻」

魔女は三百路から 1

10代20代のころ…ならぬ、100代200代のころはブイブイ言わせた(元)月影の魔女こと御影さんが、300台を超えすっかり年増化してあれやこれや空回りする物語。 正直、話の展開としてはあまりこれという …

サバイブ(SURVIVE)――強くなければ、生き残れない

買った紙の本を読まずに積んでおくことを積ん読、とはうまいこと言ったものだと思う。ところで、Kindleで買った本を読まずに置きっ放しにしておく場合はなんと言えばいいのだろうか。 その時は読みたい気がし …

地獄のガールフレンド(1)〜(3)

バツイチ子持ちのイラストレーター加南、長年の不倫で恋愛づかれしている堅実OLの悠里、そして天然男殺しでブティックを営む奈央、年齢も違えば立場も違う三人の女がシェアハウスで暮らし始めた話。 深夜のダメ恋 …

ここは今から倫理です。 1

1話を読んで、ひさしぶりにいい漫画を読んだ!と思った。いや別に他の漫画も全然面白いんけど、なんだかそういう気持ちになれた。昨年話題になった君たちはどう生きるかよりもこっちのほうが断然いい!とまで思った …

カテゴリー